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ぶどうの木出版 設立趣意

20世紀の日本人の多くは、過去の日本人が当然のように身に着けていた美質を失って、自己中心の狭隘な価値観の中に生きてきたように思われます。
このまま回復できなければ、日本の将来はいかにも脆弱なものになることを私どもは危惧しております。 子供たちの価値観に関する多くの統計資料がそのことを明瞭に語っています。
私ども大人は今こそ心を尽くして新たな社会創造に取り組まなければならないのだと思われてなりません。
私どもは、人間同士が助け合って共に生きる「共生の社会」の創造をめざしたいと思います。 弱い者を撥ねのけ、強者が利益を争いあった過去を反省し、人間が人間をこよなく大事にする社会を創造したいのです。
かつて日本人の多くが身に着けていた美質の一つはこの人間への愛の精神であったと私どもは考えています。 幸い、人の住むところ、必ず人をこよなく愛し、地域の文化を高めるために身を削った尊い人物がいました。
世代がかわって、地域に埋没してすでに忘れ去られている人も少なくないと思われますが、「ぶどうの木出版」はそういう人物の、人間への愛と叡知を掘り起こし、再び光を当てることを事業の柱にしたいと思っています。きっと現代の新たな指導力として大きな役割を果たしてくれるはずです。
私どもの事業は、私どものあこがれる社会作りのために無償で貢献する部分をいつも確保していたいものだと思います。社会から利益を得て事業を行う者のそれは責務なのだと考えています。

有限会社  ぶどうの木出版

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